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スポットコンサルってなに? 初めて依頼をうけるときに知っておくべき7のポイント

スポットコンサルってなに? 初めて依頼をうけるときに知っておくべき7のポイント

LinkedInなどのSNSをしていて、メッセージで「有償のインタビュー」について連絡が届いた事はありますか?
これはスポットコンサルの依頼です。
この記事はスポットコンサルについて、依頼される人が気になることを解説しています。
日本で副業が流行っていることもあり、スポットコンサルの依頼も増えているのでその魅力や実践的なアドバイスを展開しています。

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1. 導入:日本でのスポットコンサルブームとコンサルタントとしての新しい挑戦

スポットコンサルとは何か?

スポットコンサルは、短期間または一回限りで行われるコンサルティングのことです。
長期契約ではなく、特定の問題や課題に対するアドバイスを求める形が一般的です。

例えば、「〇〇(特定の業界)の市場規模がどの程度化知りたい」や「□□(新しいサービス)の事業を検討しているので、顧客のニーズが知りたい」など、ある企業の困りごとをスポットコンサルを依頼してその点だけを解決することができます。

世界経済の影響で、依頼が増えている

スポットコンサルの依頼は増加しており、特に海外から依頼をうけることが多いです。
その背景には、日本の株価は長期で見ると伸びており投資環境として良いことがあります。その傾向は円安もあり加速しています。
さらに、アメリカなどと比較すると、長期雇用で一定の業務に従事している人も多く賃金水準も低いので、専門知識を得られる方法になっています。

国内に目を向けても、働き方改革や生産性の向上が謳われており、何かを一から調査するよりかは詳しい人に聞いたほうが早いという考えが浸透してきています。

日本で副業が流行っていることもあり、利用が増えている

日本では最近、副業が非常に人気があります。
それに伴い、スポットコンサルの需要も高まっています。
多くのプロフェッショナルが自分の専門知識を活かして、副業としてスポットコンサルを提供しています。

依頼をうけるコンサルタントにとってのメリット

スポットコンサルでは1時間電話して30,000円以上の報酬のものが多数あります。
収入では大きなメリットになります。
また、依頼をうけることで自分の経験が市場にとって価値あるものとわかり、より高い年収での転職のきっかけになったりすることもあります。

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2. スポットコンサルの仕組み:一回限りの依頼で何をするのか

セッションの流れ

スポットコンサルは通常、事前に受けた質問に電話、Zoomやスカイプなどのビデオ通話で応えます。
時間は30分〜1時間程度です。

その準備として、初回は仲介業者のサイトへの登録や注意事項の確認があります。

提供サービスの範囲

スポットコンサルで提供する内容は、依頼者によって変わりますが、あくまで一般論のみです。
例えば、市場規模や、一般的なニーズなどです。

特定の企業の情報や機密情報については話す必要はありません。
むしろ話してしまうと、依頼者側もインサイダーなどになってしまうおそれがあります。

3. 価格設定:いくらで依頼されるのか

知識と経験に応じ価格は変わる

スポットコンサルの価格は、提供する知識と経験によって大きく変わる場合があります。
簡単なインタービューのようなものは、低めの価格になりますし、専門性が高い分野は高額になります。

全体を見てみると1時間30,000円くらいが多い一般的なようです。

ドル建ての支払いもあり

なお、依頼主が海外の会社だと報酬がドルで支払われる場合もあります。
大体1時間250〜300ドルくらいです。

現在1ドル150円(2023年10月26日AM)ですので、37,500円〜45,000円くらいです。
円安の影響で報酬は高くなりますが、両替して引き出す必要があり振り込まれる銀行によっては手数料が数千円かかります。

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4. 依頼者はどうやってあなたを探したのか?

SNSを経由

私が聞いた話だと、ビジネス系のSNS経由が最も多いです。
ほとんどがLinkedIn経由です。
特定の分野をX(旧Twitter)やYou Tubeで発信している場合なども声がかかることがあるかもしれません。
依頼を増やしたい人はまずはSNSのプロフィールを専門性が伝わるものにするといいでしょう。

ちなみに、下記の仲介サイトの営業担当から連絡が来ることが多いです。

仲介サイトに登録

自らスポットコンサル仲介サイトに登録し依頼を待つ方法があります。
日本のサイトで有名なのは「ビズスク」でしょう。一度登録ができると、どのような依頼があるかわかるようになるので、スポットコンサルを増やしたい人には便利です。

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5. 契約と法的考慮:トラブルを防ぐためのポイント

注意事項はしっかりと

スポットコンサルは短期間での業務ですが、それでも注意事項はしっかり読みましょう。
仲介サイトでは注意事項を読み、テストに合格しないと実際の依頼を受けられないものがほとんどです。
これは、情報漏えいや、インサイダーなど法律で処罰される事例を避けるためです。

今の勤め先との兼ね合い

機密情報を漏らしたりすると何らかの法的リスクが発生する可能性があります。
併せて、現勤め先の従業員規則も確認しておくことをおすすめします。

6. セッションの進行:クライアントとのコミュニケーション

クライアントのニーズをしっかりと把握する

スポットコンサルでは、短い時間でクライアントのニーズを理解し、適切なアドバイスを提供する必要があります。
例えば、クライアントが「売上向上」を望んでいる場合、その背景や現状の課題をしっかりと把握してからアドバイスを行います。

事前に質問は来るのである程度回答を用意しておくとおおでしょう。

疑問や質問に対する明確な回答

クライアントは多くの疑問や質問を持っている可能性があります。
それに対して明確な回答を提供することで、信頼を勝ち取ることができます。

仲介サイトだとどこも終わった後の評価システムを持っています。
良い評価だと次の依頼や、報酬の上昇に繋がります。

7. セッション後のフォロー

クライアントからの追加質問

依頼者によっては追加質問が来る場合があります。
これにも報酬が発生します。
再度面談をしたり、質問を文字書いて回答するなどがあります。

8. まとめ:スポットコンサルを成功させるために最も大事なこと

要点をまとめます。

スポットコンサルの依頼は経済情勢や、副業ブームもあり増加しています。
依頼はSNS経由で来ることが多く、1時間30,000円ほどの単価でミーティングを行います。
ミーティングで話す内容は一般的な内容で、機密情報などは話しません。

私も書いていて、怪しいくらい割のいい仕事のように思いました。笑

デメリットとしては、ある程度実績がないと依頼自体が全く来ないことがあります。
また、利用規約や注意点を理解しないでコンサルトうけると、法的なリスクを負う可能性があるなどでしょう。

私としては、リスクも踏まえた上で専門知識を使うというのが一人のビジネスパーソンとして必要な素養を鍛える場になっていると感じています。

同様にスポットコンサルの依頼を受けた人にお役に経てば幸いです。